2009年1月26日月曜日

かわいさ余って

世の中にはかわいいもの至上主義みたいな人がいる。なぜそうなるのか考えると夜も眠れない。

自分はかわいいものにはまったく興味がない。無論ペットはかわいいと思うし、サンリオやディズニーにも若干ながら興味がある。しかしかわいいから興味があるのではなく、キャラクタービジネスに対しての興味にすぎない。
そもそも齢40にもなろうという男がかわいいものに興味を示すということ自体おかしい。

かわいいものが好きな人は何でもかわいくしたがる。最近一番驚いたのが、ナンバープレートをプーさんとかで飾り付けるグッズを装着した車を見た時だ。
いや、ナンバープレートをかわいくしてどうする。ナンバープレートをかわいくするということは戸籍謄本をかわいくしたがるみたいなもんじゃないか。
何もかわいくすることを全否定しているわけじゃない。やはりしていいものとしちゃいけないものがあるんじゃないかと思うだけだ。

まあそれでも自分の身の回りだけかわいくして楽しんでいる分には罪はない。コマるのはかわいさを他人に強制しだした時だ。
たとえばメールだ。別に絵文字なんてもんはあってもいいと思うし、使いたいやつは使えばいい。しかし絵文字を使っていない=気持ちがこもってない、なんていわれると話が違ってくる。
そもそもメールの文章をかわいくする必要がどこにある。殺伐と用件だけ書くのもどうかと思うが、かわいくするかどうかは本人の意志だろ。
以前はキャリアが違うから、という言い訳もできたが、昨今はそういうわけにもいかなくなってしまった。

しょうがない。絵文字を使ってきたメールの返信には絵文字を使って返してしまう。ところが使い慣れてないもんだから、かわいくする要領がわからない。んでできあがった文章はかわいいなんてもんじゃあない。まさに憎さ百倍だ。
ええい、かわいいなんてこの世からなくなってしまえ!そうひとりごちながら必死で絵文字を使ってメールを書いてる人を、自分は他に知らない。わけない。かなりいっぱい知っている。