2009年1月9日金曜日

飛行機嫌い

またいつか飛行機で遠出するようなことがあるかと考えると夜も眠れない。

飛行機が嫌いといっても、高いところが苦手とか、鉄の固まりが飛ぶなんて信じられないとか、揺れると怖いからとか、そういうことは一切ない。でも飛行機は嫌いなのだ。
先日も友人の結婚式に出席するため飛行機に乗った。新幹線でも行けなくはない距離なのだが、交通費が倍ほど違う。もちろん飛行機の方が安い。
というより新幹線が高すぎるのである。
しかしなんで新幹線はああ料金が高いのだろう。もしリニア新幹線を切望する理由があるなら、相対的に現行新幹線の料金が下がるかも、という期待からしかない。
まあそれはいい。
飛行機の何が嫌いといっても面倒なとこだ。
まず空港が遠い。わりと近場から空港行きのバスがでてるのだが、これに乗って空港まで90分。待ち時間が約1時間。これで飛行機がすぐに飛び立ってくれればいいのだが、離陸まで20〜30分かかる。
飛行時間は1時間半ぐらいなのだが、結局5時間ほどかかり、新幹線で移動するのと大差ない。
次に面倒なのは手荷物検査だ。検査自体はものの1分程度だが、タバコを吸う身としてはオイルライターを持っていけないのがめんどくさい。
飛行中もたいくつだ。揺れが激しい時など何度も読書を中断するハメになるので小説は向かない。
軽いコラムやエッセイなんかがいいのだが、こういう時に限って読みたい本がなかったりする。
ケータイはダメなのは当然としても、離発着時はiPodのようなものもいけない。離発着に要する時間は合わせて60分。つまり飛んでる時間は30分しかないわけで、聴いた気がしない。
「カセット式のプレーヤーならOKです」なんていわれても、もう持ってねーよ。今更テープにダビングなんてやってられますかってんだ。
そしてトイレにも行けない。行けないことはないが、時間が限られてるし、何となく行きづらい。

ものすごいわがままなのはわかってる。でもこれらのことは新幹線ならオールOKなんだもん。
それを考えると、飛行機と新幹線の料金差は
・新幹線=基本的に何でもあり
・飛行機=制約だらけ
この差なのか。うーん、何か変な気がするな。

しかし自分というやつは困ったもので、飛行機は嫌いなんだけど、空港は大好きなんですよね。あの雰囲気がたまらないんだな。
飛行機に乗る用事もないのに、飛行機に興味もないのに、空港に行きたがる男を自分は他に知らない。