2011年4月21日木曜日

大人の嗜み

藪似です。さあ何を書きましょうか。
アタシは喫煙者です。とか書くだけで糾弾されそうなコワい世の中ですが、実際かなり居心地が悪い。
居住地である神奈川県はかなり喫煙者には厳しい街でして、たとえば今のこのブログをマックで書いているのですが、神奈川県下のマクドナルド全店舗で全席禁煙になっています。
そもそも何故喫煙者になったのか、明確な理由はなかったりします。しいていえば人と人との繋がりの中で、などと実に、実に抽象的な言い回ししかできません。
実際アタシが喫煙を始めたのは20歳になる頃だったので、背伸びした大人の真似事、でなかったのは間違いないのです。いや、そのはずでした。
当時は今よりずっと喫煙者の多い時代でして、喫煙者である方がコミュニケーションを取りやすかったのです。普段は事務的な会話しかしないバイト先の店長だったり、あまり親しくない大学の先輩でも、連れションならぬ連れタバコでたわいのない話ができたりしたのです。
それにたとえばバイト中にタバコを吸ってると、ああ休憩してるんだなってわかってもらえる。これが何にもなしで手を休めているとサボってるようにしか見えませんから。そんな効用もありました。

さて前置きが異様に長くなってしまいましたが、たしかにタバコはやります。しかしそれ以外、なんつーか、大人の嗜み、とでもいうのでしょうか。これが一切やらないんですわ、アタシ。
まず酒は飲まない。これは単純に弱いいというのもあるのですが、それ以上に酒を飲むシチュエーション、居酒屋なりバーなりがあんまり好きじゃないのです。
他、ギャンブルは一切しない。パチンコは小学生の時に電動になったのを期に卒業したし(それもどうかと思うけど)、麻雀は一時本気で覚えようと思ったことがあったんですが、周りにやる友達がいなかったのですでにルールも忘れました。
唯一競馬だけは嫌いではなく、これは子供の頃に叔父によく競馬場に連れていってもらっていたので、馬の綺麗さや迫力はそれなりに理解しているつもりです。
大学の頃まではたまーにG1のビッグレースに限り馬券を買っていたのですが、これもやらなくなった。

呑む打つ、とくればあとは当然「買う」ですが、どうもそっち系もあんまり好きじゃない。いや、女性は大好きなんですが、そーゆー場所の空気が好きじゃないんですよ。
昔会社の上司にそーゆー場所に連れていってもらったことがあって、その時が初そーゆー場所だったんですけど、その時も・・・いややめとくこの話。

中学生とか高校生の頃に自分で思い描いていた「大人」と、今のアタシを比べると愕然とします。もちろん真面目な、真面目はおかしいですけどきちんとした部分でも大人とは程遠いのですが、遊びに限定しても想像上の大人とは似ても似つかぬ大人になってしまいました。

別に遊びの部分で、しかも古臭い価値観の「大人」になんか縛られる必要はどこにもないのです。それはわかっています。しかしアタシの大人としての唯一の小道具であるタバコくらいは取り上げないでほしい、そう切に願ったりするわけでしてね、ええ。