2011年2月13日日曜日

末期症状なりに

藪似です。
アタシの友人に地方の情報誌に関わってる人がいまして、まあ社員じゃないんで書いていいと思うんですけど。
彼とは別の地域に住んでいるので、彼が関わる情報誌を見る機会はほとんどないのですが、たまたま手に取る機会がありましてね。ビックリしたんですよ。
はっきりいえばこの情報誌、末期症状だぞ、と。かなりヤバいんじゃないかなとね。
まあ出版関係に携わったことがある方なら記事広告というものをご存知でしょう。記事を模した広告ですね。大抵の雑誌には数ページ含まれてるもんなんですが、この情報誌、記事広告が異様に多い。というかメイン企画からして記事広告なんです。
この記事広告ってヤツ、基本的に全然面白くない。だって提灯以前の問題だから。いや、アタシも事情はわかるんですよ、雑誌に記事広告が必要なわけはね。
でも面白くないには違いないからね。いったい誰が買うのかとか思います。
つか記事広告が目立ちだしたら、その雑誌は相当ヤバいってことです。廃刊がリアルな問題になりだしてる。いわゆる末期症状ですね。

テレビは末期症状だといわれはじめて結構経ちますが、最近は企業とのタイアップ番組が非常に目につく。人気ファミレス◯◯の裏側に潜入!とか人気ファミレス◯◯のメニューを食べつくす!とかああいうやつです。ま、記事広告のテレビ版です。

こんな番組やるなといったところで、やるのには事情ってもんがあるんで、まあしかたない。なんせ末期症状ですから。
ただやるんだったら、うまくやってほしい。そして実際うまくやってるのがテレビ朝日です。
タイアップバレバレの企画でも見せ方だけ何とかしてる。「シルシルミシル」でも「お試しかっ!」でも、そしてある意味集大成である「お願い!ランキング」でもね、まあ、うまく見せてあります。

特に「お願い!ランキング」なんか帯だからね。昔あったTBSの「ワンダフル」みたいに、別に面白かないけど、なんとなくつけておくにはちょうどいい、レベルまで持っていってる。

アタシがいいたいのは末期症状はしょうがないとしても、末期症状なりのやり方ってもんがあるだろうと。頭の使いようというか。だから先の情報誌も記事広告はやむを得んとしても、もうちょっと頭使ってほしいわけですよ。そういう意味で「お願い!ランキング」はいいサンプルにはなりますね。
どっちにしろ一時しのぎでしかないのですが、この際それはいいっこなしで。