2011年2月12日土曜日

アタシが変わったのか代表が変わったのか

藪似です。さて今回はサッカーの話題でも。

アタシはずっと日本代表の試合を見てませんでした。理由はごく単純です。見るとイライラするから。つまるところ精神衛生上非常によろしくない。
サッカーは全然嫌いなスポーツではありません。そりゃ一番好きなのは野球だけど、まあ数年前に相撲抜いて単独2位に躍り出たくらいですから。
ただ1位と2位の差は相当あって、それもこれも日本代表の不甲斐無さからくるものでした。
まあ何というか、勝つ気があるのという、ね。すっげえイライラする。いつしかアタシは代表の試合を見るのを止めてしまいました。だって本当にムカつくんだもん。
アタシはサッカーに詳しい友人にその理由を話し「負けるのはしょうがない。でも勝つというか攻めるという姿勢が見えないのどういうわけか」と。
また「負けてもいいから3点取ってほしい。3-4で負けたのなら納得がいく」ともいっていました。
正直スコアレスドローってのが大嫌いでね。

ところが先のW杯から完全に認識が変わりました。
最初はね、全然ちゃんと見てなかったのですよ。いくら代表の試合を見ないといってもW杯だからとりあえずテレビつけておくか、の感覚で。が、何か今までと様子が違う。選手から「引き分けじゃ嫌だ。勝つんだ」というのがあからさまに見える。これはいったいどういうことだと思ったんです。
アタシの代表の試合を見たくないという理由、その前提が根底からひっくり返されたのですから、こうなれば見ない理由なんてない。
もうね、これだよこれ!と何度もテレビの前で叫びました。これこそ代表の試合に求めていたもんなんだよ!とね。
大嫌いなスコアレスドローでも全然腹が立たない。だって勝ちにいった結果だもん。

もちろんアジア杯も見ましたよ。必死でね。
選手個々でいえば本田と長友、そして遠藤と松井大輔、川島あたりからは、あり得ないくらい、勝つんだというか、どんな展開になっても最終的に勝つのは我々なんだという気が見える。
そういう選手が複数いるんだから、そりゃ面白いよなぁと。そして強いよなぁと。
技術面はアタシも詳しくないんでよくわからない。でも、アジア杯の時はディフェンスが弱いってことくらいはわかった。野球に例えるなら、キーパーが投手として守備が破綻して迎えたピンチを川島が三振で切り抜けてるように感じました。
でもね、弱点がハッキリしてるからこそ、まだまだ伸びしろを感じるし、それに「勝つ」って意識があれだけ強いメンツがいる間は楽しませてもらえそうです。

現代表メンバーおかげで、だいぶ1位と2位の差が縮まったかな。いやまだまだ1位は強いんだけどね。