2009年8月3日月曜日

悪気じゃないんだ

悪気がない人を簡単に許していいもんだろうか。と書くと、つまりはそうは思ってないわけで、そんな単純な手に引っかからないよと思われそうで夜も眠れない。

珍しく自分のことを書くが、どうもこの私という人物は「命知らず」と見られているようだ。
ようだ、なんて言い回しなのは、自分では自覚がないからなのだが、少なくとも「怖いもの知らず」ではない。いうちゃなんだが、自分ほど怖がりの人もそういないんじゃないかと思う。
ま、幽霊とかは、何しろ見たことがないので、怖いもクソもないのだが、ヤ○ザとか新興○教とか、社会的制裁なんかはとても怖い。
しかも喧嘩が嫌いときている。暴力をともなう喧嘩など一生御免被りたいと常日頃思っている。
普段は腹に据えかねることがあっても、大抵我慢している。多少悶々とすることはあるが、間違っても当の相手にぶつけるなんてことはしない。
喧嘩が嫌いなのは、要はモメるのがイヤというか面倒なのだ。
だから何も感じないような顔をして、その場をやりすごしてしまう。
だけれども、それでも、限界というものがある。めったにないが、二年に一回、三年に一回くらいのペースでそれはやってくる。
いわゆる「キレる」ってやつですかね。
こうなるともう止められない。相手が誰であろうとカタをつけようとしてしまう。
それがどうも周りからみるに「命知らず」に見えるらしい。

そんな自分だが、そんな状態になっても腰砕けになってしまう事象がある。
いっこは「ほのぼの」だ。
仮に自分が借金の取り立て屋だったとしよう。その先で子供を囲んでなごやかな誕生日パーティーでもされようものなら、「借金はオレが立て替えてやるかな」とか思いかねない。
もういっこは、相手に悪気がない場合である。
悪気がないというのは実にタチが悪い。自覚しているなら、おそらく同じ失敗は繰り返さないだろうが(もちろんそれでも繰り返すのが人間だが)、悪気がない場合、同じことをされる危険が高い。
悪気がない以上、反省などしているわけがなく、こちらの怒りなどまるで理解ができない。
せいぜい「そんなに怒ってるなら謝るよ」くらいが関の山だろう。
ヒドい場合になると、逆ギレされるケースもままある。
悪気がないどころか、よかれと思ってやったのに、何だ!というわけである。
もうこうなると話し合いの余地すらない。

はっきりいってこういう人は先にあげたような方々より対処が難しい。
そういう相手にぶつかった時はどうするか?これはもう、そういう人と関わらないという選択を取らざるを得ないのである。
だからリアルの自分を知ってるみなさん。この私が怒り狂った時は「ほのぼの」を見せつけるか、徹底的に悪気はないことをアピールする、もしくは逆ギレすることをおすすめする。
もっとも後者を選んだ場合、私との関係はなくなるわけだが、それでもいいなら知らない。え、いいって?むしろそれが目的?あ、そう・・・・