2011年6月30日木曜日

紀元「は」2600年

今から一週間ちょい前、えと6月19日ですか、高速道路休日1000円という政策(といっていいのかな)が終わりました。

何かもやもやするというか、妙に物悲しいというか、いろいろ思いを巡らすうちにふと紀元2600年というキーワードが浮かびました。
紀元2600年といえば1940年、昭和でいえば15年にあたります。昭和15年といえば太平洋戦争開戦の前年になるのですが、まあ当然平和な時代ではなく、すでに日中戦争中だったのには違いないわけです。
戦時である、ということは政府からの締め付けはあるわけでして、だからといって締め付けるだけでは国民はついていけない。そこでガス抜きの意味合いを込めて紀元2600年を祝う祭りが大々的に行われました。

高速道路休日千円が終わるのと紀元2600年祭がどう関係あるのかと思われるでしょうが、どうね、こんな空気だったんじゃないかなと。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110619/trd11061921330019-n2.htm

こういうニュースを読むと祭りの終わりを「無理にでも」楽しもうとする人々の顔が浮かぶのはアタシだけでしょうか。
紀元2600年祭の翌日に出されたスローガンが「祝ひ終つた さあ働かう!」ですからね。高速道路のこともね、あれは別にガス抜きなんかじゃないんですが、ああ、祝いが終わるんだと。今日からまた締め付けの日々が始まるんだと。

だからといって、来年に太平洋戦争に相当することが起こるとか思ってはないのですが、ある意味もっと酷いことが我が国に起こるのではないかとは思わないでもないのですわ、正直いって。