2011年5月7日土曜日

違いのわからない男

藪似です。みなさんのリラックスの仕方ってどんなのでしょうか。
アタシは何といってもコーヒーを飲むことです。いやはや本当にコーヒーというのは凄い飲み物です。
口に入れるモノの「良い」という基準は、まあ安全とか身体にいいとかは別次元として、普通は「旨いか否か」にあると思うのですが、コーヒーに関してはそれが当てはまらない気がするのはアタシだけでしょうか。

思えば子供の頃は、コーヒーのどこが旨いんだとずっと思ってました。大人になってからも本当は甘いのが苦手なはずなのにミルクと砂糖をどっさり入れて飲む、まあいやコーヒー本来の持つ味を殺そうと殺そうと飲んでいたわけです。
それが何時の間にか、コーヒーはストレートで飲まないと意味がないと思えてしまったのです。
もしかしたら今でも、コーヒーの味そのものはそんなに好きじゃないのかもしれない。たぶんコーヒーのどこが旨いの?と聞かれても上手く答えられないでしょう。
好きでもなければ旨いとも思えないコーヒーがアタシにとって必要不可欠なものなのは、とんでもないリラックス効果を得られるからでして。
タバコもそうなのです。しかしタバコとコーヒーならコーヒーの方がパワーがある気がする。まあ「良い」コーヒーに限りますけど。
良いコーヒーとは「リラクシー効果が高いコーヒー」と言い換えることもできるわけでして。
一般的に旨いといわれている豆は、やっぱりリラックス効果が高い気がするし。

あとシチュエーションも大きい。クタクタに疲れてる時、特に精神的なダメージの大きい後のコーヒーほど効果が高いものはない。これに関しては缶コーヒーでも全然いいのです。だってコーヒーを飲む時、味を求めてるわけじゃないからね。まさに生き返る、というヤツです。

とここまで書いて思ったんですけど、誰かがいった通りコーヒーは麻薬と一緒ですね。もちろん本物の麻薬を愛用、愛用とか書くと誤解されるな、一度も使用したことはないですが、かなり近いものがある気がします。麻薬に味を求めるヤツはいないでしょ?

アタシは喫煙者だからはっきり言い切れる。絶対タバコよりコーヒーの方が中毒になる可能性が高い。タバコは吸う場所がなければ、まあ諦められるのですよ。でもコーヒーは一旦飲みたい!となったら諦めがつかない。

海外にいって長時間のフライトの最中、タバコは我慢できてもコーヒーは無理ですもん。
フライト中だけじゃない。イギリスで英語がまったく喋れないアタシが、極簡単とはいえ初めて店員とやりとりが必要な店舗に入ったのもカフェでした。
それもこれも、もう絶対今すぐコーヒーが飲みたい、多少コミュニケーションが上手くいかなくてもボディーランゲージでも何でも使って絶対注文してやる!とね。
なんと恐ろしやコーヒーの魔力。と思いながら今日もコーヒーを飲んで書いておる次第です。