2011年5月21日土曜日

痛々しい女芸人

藪似です。今回は久々に芸人ネタでも。

旧yabuniramiJAPANで女性芸人について書いたことがあります。ずいぶん古い話で、その頃メディアに大々的に出始めていた友近と青木さやかについてのエントリでした。
今回取り上げようと思ういとうあさこはもうその当時から「たまにテレビに出る」存在で、しかし一般的な人気があったとはいえませんでした。
なんとなくアタシは当時から彼女が気になっていて、その理由は見た目がタイプだから、ではもちろんなく、非常に痛々しかったからです。
実際に彼女がどのような心境で芸人としてやっていたか知る由も無いのですが、アタシが見る限り、なんかものすごく無理してる感じがしたんですね。
いとうあさこの芸風は当時も今も、開き直り芸とでもいうもので、被虐的なのですが、実はこの芸風は非常に難しい。なんというか、人によって極端に合う合わないがあるんですよ。んで合わない人がやると痛々しくて見てられない、リスクの大きい芸風なんですね。
いとうあさこはアタシが思うに明らかに合わない方に入っていました。

彼女は、今はただのおばちゃんですが、昔は不細工かといえばそこまでじゃないし、かといって可愛いにはどう考えても転ばない。じゃ普通なのか、といわれればそれも違う、なんとも微妙な顔立ちで、しかもその微妙さが魅力になってない。
だからこそ開き直り芸に走ったのでしょうが、これも自発的なものとは思えず、これまた推測ですが、誰かにもっと開き直ってやれといわれたのを生真面目に受け取って、ああいう芸風をやってるように見えたんです。

アタシも彼女のことはすっかり忘れていて、去年くらいからテレビを再び見るようになると、いとうあさこもここ数年注目されるようになってたみたいで、いくつかの番組で目にするようになったんですけど、まあバラエティはまだ見ていられるんですが、ネタ番組でネタをやってるのを見ると、やっぱり痛々しい。にも関わらず、受け入れられてるんですね。
芸としては若干こなれてきてるのですが年をとった分相殺されてますし、しかししいて理由をあげるなら、微妙な顔立ちからただのおばちゃん顔になった、これくらいしかブレイクした理由が見当たらない。
いや、仮にそういう理由だったとしても、まだまだ全然痛々しいと思うのですがね。