2009年4月6日月曜日

中山式

腰が痛くて夜も眠れない時がある。とストレートな書き出しにしてみた。

自分はあまり病院が好きではない。もう好きだの嫌いだのいってる年齢ではないんだが、できれば遠慮したい、と常々思っている。
2008年の末にえらく風邪をこじらせた時もギリギリまで病院には行かなかった。この話を何かあるとすぐ病院に行く友人に話すと呆れられたが、どっちもどっちな気がする。
風邪はまあ、治るもんだが、持病となるとそうもいかない。
とにかく酷い腰痛を持っている。正確には腰というより背中なのだが、痛みが酷くて立っていることすら苦痛な時があるほどだ。
整骨院には行ったことがない。マッサージはたまに行くが、とりあえずは和らぐので、まあいいかという気になって、本格的に治癒しようという気がない。
トシをとったらもっと酷いことになるぞ、というのはわかっている。でもなあ、ま、そのうちそのうち、でとうとうここまできてしまった。

毎度マッサージに行くわけにも行かないので、健康器具のたぐいにはつい手が伸びる。
マッサージチェアはずっとほしかった。電気屋に行くと具体的に買う計画があるわけでもないのに、図々しくも試用してみたりする。
どうも自分にはナショナルのやつがよかったのだが、新型になって何だかパワーがなくなった気がして、試用もやめてしまった。
あと「J」みたいな形の、先っぽが電動で動くやつも試した。これは値段が手頃なこともあり買う直前までいったが、基本的に肩用なのでやりにくく、無理な姿勢で腰に当ててるともっと腰が痛くなる、という本末転倒ぶりで、結局買うのをやめてしまった。

何かもっと、ピンポイントで腰や背中をマッサージしてくれる器具はないものだろうか・・・といろいろ探すうちに、あるキーワードにぶち当たった。
それが中山式である。
昔から薬局の片隅で売られており、いろいろ探し回った際にも目にはしていたのだが、まったくのノーマークであり、どのみちどれもダメなんだし、安いんだからいっちょう試してやろうじゃないかと一個購入してみた。
そしたらこれが超(グレート)がつく当たりだった。素晴らしい、素晴らしすぎる。何でもっと早く試さなかったんだ!と自暴自棄になるぐらい自分を責めた。それぐらい素晴らしいのである。
仕組みは簡単。先が丸くなった短い棒にバネがついているだけ。電気的な仕掛けは一切ない。
寝ころんで、こった部位の下に中山式を置く。あとは適当に身体を動かして自分でグリグリやる。これが最高に気持ちがいい。電動式のやつなんか目じゃないぐらい、ピンポイントにこった部位をマッサージしてくれるのだ。
自分が買ったのは2つ玉の方で、本当は4つ玉の方が腰・背中用なのだが、ピンときて2つ玉にしたのだが、これも正解だった。
どうも自分は一カ所ずつ、ポイントを決めてマッサージするのが好きなようで、逆にいえばこってない部位をグリグリされるのは痛いだけなので避けたい。
その点2つ玉は余計なところに当たらず、こったところだけをマッサージできるのがいい。
また4つ玉だとかなり大ぶりなのだが、2つ玉ならかばんに入れておけるサイズなので旅行にも気軽に持っていけるのも素晴らしい。
しかも腰だけじゃなく、腕にもふくらはぎにも、そして足の裏にも効く。どれもめちゃくちゃ気持ちいい。気持ちよすぎる。

ここまで絶賛すると気持ちいいどころか気持ち悪いが、まあ宣伝と思われてもしかたがない。自分とここの会社には金銭的な利害は一切ないが、たとえタダでも宣伝部長を買ってでたい気持ちなのである。
いや別に中山式の会社に大儲けしてほしいのではない。潰れられたら困るのである。簡素なつくりなので早々壊れることはないと思うが、買い換えられないのはかなりコマってしまう。だって代わりになる器具を他に知らないもん。