2012年1月20日金曜日

死ぬほど旨いラーメン屋

生きてきた中で一番旨かった食い物は、と聞かれると相当困る。
メニュー別で、たとえばチャーハンならここ、焼き鳥ならここ、イタリアンならここ、というのはあるんだけど、料理すべてひっくるめてどこそこのなになにが一番旨いというのを決めるのは困難を極めるわけです。

別に聞かれてもないので答える必要はないんだけど、ひとつメニューを絞って書いてみましょう。
ちまたで話題になりやすいのは、やはりラーメンでしょう。どこそこのラーメン屋が旨い、みたいな話は一度はされたことがあるんじゃないでしょうか。ラーメンてなもんは絶対的な指標があまりなく、味覚の好みに左右されますから「ここ旨いから一度行ってみな」といわれて行っても「え?どこが?」みたいな事態に陥りやすい。逆にいえばおいそれと他人におすすめの店を教えるわけにいかないものでして。

話が変わるようですが、ケンタッキーね。アタシはかなり旨いと思っています。が、一度食べると一年くらいインターバルが欲しくなる。旨いんだけど飽きるってやつです。
ラーメンはそういうのが多くて、評判の店に行くとね、大抵一口目は旨い。しかし食べてるうちに飽きてくるってパターンが多いのですよ。食べてるうちに飽きなくても、また次、すぐに来たいかと聞かれれば、しばらくは結構、と思ってしまいます。

福岡県にある、某ラーメン屋は正反対のパターンで、最初食った時は正直マズいじゃねーか、と。散々旨い旨いと聞かされて行ったので、いったいどこがだよ、とね。
が、不思議なもので食ってるうちに、あれ?これはこれでいけるんじゃないかと思えてきたんです。まあ福岡ですからね、当然とんこつなんだけど最初は臭みが気になったんです。でも食ってるうちに気にならなくなったっていうか。
こうなると一回目に行った時より二回目の方が旨く感じる。んで三回目はさらに旨く感じるんですよ。ハマる典型的なパターンです。
かなり不便な場所にあるので車でないと行けません。一度無理矢理電車で行きましたけどね。駅から相当離れてるんだけど、もう食いたい一心で。

「そんな旨い店なら店名くらい書けよ」ってなもんですが、でもね、ここは誰にでも勧められるような店じゃ全然ない。つーかマズいといわれても、ああそうだろうなと思ってしまいそうだし。
でもそんなことはどうでもいいのです。アタシが旨いと思ってりゃそれでいいんだから。味覚なんて本当に個人的なもんだと思うしね。