2012年1月5日木曜日

≪プチ≫昭和の猟奇事件マニア

以前ここに阿部定事件について書いたことがあるのですが、どうもアタシは猟奇事件のマニア的傾向があります。
といっても猟奇事件なら何でもいいというわけではなく、わりと幅が狭い。

▽日本国内の事件であること
▽昭和初年から45年までの事件であること
▽未解決、またはそれに準ずる謎が残されていること

フィクションなら海外のミステリでも興味があるんですが(積極的ではないけど)、ノンフィクションの場合は風土やその国の警察というものであったりが頭に入ってないとどうもダメで、どうしても国内の事件に限られてしまうのです。

時代背景も同じで、大正以前になってしまうと、やはり遠すぎてわからない。
が、ここが難しいのですが、あまりにも最近の事件だと、なんだかツルツルテカテカのようで猟奇的な感じがしない。というか残ってる映像がカラーだと、もう最近じゃないか、とか思ってしまうのです。

最後の「未解決、またはそれに準ずる謎」というのは、まあ緩い縛りです。
たとえば「津山三十人殺し」なんて未解決の要素は皆無なのに興味がありますし、逆に国鉄三大ミステリのひとつ「三鷹事件」とか、今もって再審請求中の「袴田事件」とかはあんまり興味がない。
そんなことをいえば「阿部定事件」も謎とかほとんどないんだよね。

まあ、どういいますかね。猟奇事件マニアです、とか、堂々と言いづらいというか。趣味が悪いとか思われちゃうだろうし、だいたい本物のマニアからすればアタシは赤子同然ですし。
本物の方は裁判記録まで読んじゃうんだから。

それはともかく、少しでも興味が湧いた方はぜひ松本清張の「日本の黒い霧」を読んでみてください。もちノンフィクションですよ。
少々強引な推理が入ってるし、特に「下山事件」の項とかね。
でもそんなことはまったく関係がないくらい、グイグイ引き込まれますから。

そんなことで、これからちょっとずつ昭和の猟奇事件について書いていきたいな、と。別にアタシが補足したり新たな発見があるわけじゃないんですが、書きたいもんは書きたいのでして。金銭が発生しないブログだからいいでしょ、と、ね。ダメ?
そんな時にはとっておきのこのセリフを。
みなさん

こらえてつかぁさい。