2011年10月15日土曜日

傘がない

傘がない、といっても井上陽水の曲のことじゃない。本当に今、家に傘がないのです。
だからといって合羽を持ってるのかといえばさにあらず。雨具という雨具を持っていないのは困ったもんでして。

過去には持ってた。当たり前ですが。つかつい最近まで持ってたのですが、早い話が忘れてきたのです。どこに忘れたかはなんとなく憶えているのですが、気がついた時には雨が止んでた上、安物の傘だったので、まあいいかと。

いやね、傘っていったいいくらくらいのシロモノを買えばいいんでしょうか。この年になっても答えが見つからないのですわ、ええ。
正直マンを超える傘を買ったとして、そんないい傘なら絶対忘れたりしないよ、なんて自信は絶対にない。かといって100均の傘なら確実に、まあいいかモードになる自信がある。
それに、ほれ、こないだの台風の時の映像とか見てたら、ビニールの部分はとっくにどっかに飛んでいってて、必死で骨の部分だけ握りしめてるサラリーマンのね、ああいうのを見ると、やっぱり安物はダメだと。

そもそも傘を忘れる、というのは、雨が止んでる時ですよね。だったら折り畳みにすればいいんじゃね?
皆までいうな。わかっております。だからアタシも基本的には代々折り畳みを愛用しておったのです。
ところが折り畳みもやっぱりなくなるのです。どこでって?わかっているでしょオヤジさん。もちろん家の中でですよ。
おそらく家の中をひっかきまわしたら、2本や3本の折り畳みは出てくるでしょうよ。しかし出かける時はいつもギリギリなので、探してる余裕がない。つまり探すチャンスは永久に訪れないわけです。

さあ出かけるぞ。でも雨降ってるよな。いや大丈夫、これくらいの雨なら傘とかいらないよな。少々濡れたところでたかがしれてる。それよりもし傘があったとしても止んだ時邪魔になるだけだしな。あー、傘なんてなくてもよかったんだ。

と無茶苦茶な思い込みをして出かけるわけですよ。
てなわけで、雨も止んだし、だいぶ服も乾いてきたし、風邪ひきそうなんで家に帰ります。