2011年7月6日水曜日

児童館の思い出

最近CMで児童館!児童館!といってますが、アタシが「いやー、児童館か、懐かしいな」というと友人に「児童館って何?」と聞かれました。児童館を知らないというのはアタシからしたら信じられないのですが、どうも地域性みたいなのがあるようで。
というわけで児童館の思い出を書いていこうかと思うのですが、何しろ地域性があるようなので、今から書くのはあくまで昭和50年代の兵庫県神戸市の話です。

児童館というものをざっくり説明すると、要するに遊び場です。といってもヤカタと付いてるくらいなので、屋外ではなく室内。そこに子供が遊ぶためのものが多数あるわけです。
時代が昭和50年代、それも前半なので当然テレビゲームのようなたぐいはありませんが、人生ゲームや生き残りゲーム(懐かしい!)といったゲームはあったはずです。
しかしアタシたちはそういったゲームには目もくれず、ひたすら卓球でした。卓球ができるスペースなど児童館くらいしかなく、その児童館にもふたつしか台がなく、まあ取り合いですね、早い者勝ちなので学校が終わるともう信じられないくらいのスピードで自転車を飛ばしてね。
卓球の何がそんなに面白かったのかよく憶えてないのですが、あまりスポーツに縁がないアタシがこれだけはハマりました。ラケットも貸しだしてくれるんだけど、小遣い貯めてマイラケットも購入したし。一般的なペンホルダーではなくシェークハンドのやつを。両面にラバーが貼ってあるやつ。何かカッコよかったんですよね。

先ほども書きました通り卓球台はふたつしかなかったので埋まってることの方が多かったのですが、そういう時は図書室に行ってました。ここは学校の図書室とは違い置いてあるのはほとんど漫画。最新刊はありませんでしたが古い名作をずいぶん読みましたね。
中でもハマったのが「ど根性ガエル」です。アニメはもうさんざっぱら再放送をやっていたんでね。特に夏休みの期間中は朝の9時半からだったかな、とにかく「ど根性ガエル」を延々リピートだったわけで馴染みはあったんですが、漫画は漫画でまた違った魅力があってね。アニメはほら、良くも悪くも東京ムービー色が濃いから。いや面白いんだけど。
アニメでは曖昧な舞台設定が漫画では石神井公園なんですね。だから東京に行ったら一度石神井公園に行ってみたいと思っていた。などという小学生時代の思いはいまだに遂げられていませんが。

こんな感じですか、児童館。何か楽しそうでしょ?いや、そうでもないのかね。思い入れは強いけど本当に楽しい場所だったかどうかは、書きだしてみると結構怪しいな。