2011年3月14日月曜日

ホンネ

藪似です。いや、ホントにまったく、どうなってんのこりゃ。
デマについて書こうかと思うのですが、救いのないようが気がしてね。

デマというと面白半分みたいなイメージがあるのですが、どうも今回はそうじゃないぞとね。
面白半分じゃない、つまり本気なのですな。問題は何に対して本気かという部分でして。
「もうすぐ未曾有の大惨事が起こるから気をつけろ」
これなら全然いいんです。ホントはよかないけど、救いがある。
そうじゃなくて大半が「お前らそんなことも知らないのか」的なのばっかりなのが問題なんです。
お前ら何か、この事態にまだ自分の虚栄心のためにそんなことやってんのか、他人を貶めて上から目線になりたいのか。
幼稚すぎる。あまりにも幼稚すぎる。

それから娯楽禁止しろとかいってる奴、馬鹿じゃないの?
そりゃアタシもパチンコとかあんまり好きじゃないけど、あのな、人間てのはそんなに強くないんだよ。だから娯楽が必要なんだよ。
極端にいえば幸福に満たされている時、娯楽なんか必要ないんだよ。本当に辛い時こそ娯楽が必要なんだよ。
だからこの事態でパチンコに行きたくなる人の気持ちは痛いほどよくわかるんです。
戦争中だってそうで、太平洋戦争末期、禁止されてた娯楽性の高い映画や舞台が黙認という形で復活したんですよ。何故だかわかりますか?
自主的だろうが他動であろうが、縛るだけ縛っても荒む一方なんです。精神がボロボロになるだけ。だから解放してやらないといけない。
だから、そのために娯楽というものがあるんです。

今回のことでつくづく思ったこと。
自分だけ賢いと思って他人を馬鹿にしたり、正義感ぶってその実自分が嫌いなものを排除しようとしたり、そんなお利口さんにだけはなりたくない。
だってどうせ最後は死ぬんだもん。お利口さんにならずに死ねるなら、それはそれで十分な気がするのです。