2009年3月23日月曜日

先入観

元々記憶力が悪い方だが、最近は特に酷くなってきている。こんな調子でこの先大丈夫なのだろうかと考えると夜も眠れない。

「覚えていない」ならまだいい。問題なのは記憶違いが発生しているのである。まあいや、過去の記憶を改竄していることになる。これはマズい。
しかしそもそもその時点できちんと事態を認識していたかというと怪しい。どうも先入観というのが強くて、はじめっから間違えて記憶していた可能性すらある。

しょーもない話を書く。
昔「アタックNo1」というテレビアニメがあった。自分の年齢だとリアルタイムで見れるわけないのでおそらく再放送で見たのだろう。何故か自分の住む関西地区ではよく再放送をやってた。
このアニメの中に「みどり」というキャラクターが登場する。
自分はてっきりこの子を主人公のライバルというか、意地悪なキャラだと思いこんでいた。
ところがある程度大人になってから見返すと、これが全然違うのである。
たしかにごく初期はそういう兆候は見られる。しかしわりとすぐ主人公であるこずえと仲良くなって、以後はチーム内でもっとも信頼できるプレーヤーとして、そしてふたりは親友になっていく。
これはいったいどういうことだろう。そんなに初期のイメージが強かったのか?いや、どうもそうではなさそうだ。
みどりのキャラクターデザインは、こずえ他に比べるとかなり性格がキツい感じになっている。そう、おそらく見た目だけで「こいつはヤな奴に違いない」と思ったのだろう。

もう一本、よく「アタックNo1」と混同される「サインはV」でも同様の勘違いをしていて、中山麻里を意地悪役だと思ってた。これも中山麻里の顔のせいだ。

人間見た目じゃないとかいうのは何も異性に対してのことじゃない。フィクションでさえ、見た目で判断する、というか決めつけてる。現実世界じゃもっと見た目で判断してるに違いない。

記憶力はますます悪くなっている。だったらせめて見た目で決めつけるとか、初動の失敗を減らしていかなければ、はたからみればタチの悪い嘘をつく人間になってしまいそうだ。
はたしてうまくいくかどうか。もしできなければ30年後どういう扱いになっているか、知らない知らない知らない。