2012年4月2日月曜日

自炊に苦戦する・その2

アタシは漫画をあまり読みません。つか読まなくなりました。
てな話は以前書きましたが、「自炊」の対象となるのは漫画よりも小説とかノンフィクションとか、まあほぼ文字だけの本ですね、そんなんが大半です。
しかしドキュメントスキャナを買ってみて、さあ部屋のものを整理しようと思って漁ってみたら、本もそうなんだけど書類とかノートとかメモ書きとか名刺がことの他あるのに気がついた。あと説明書とかパンフレットとかチラシとか手紙とか。こーゆー捨てるに捨てられない、でもどう整理したらいいかわからない紙が山ほどあるんですね。
てなわけで断裁っつー最も厄介なもんもあまり発生しないし、まずは本以外の紙モノから処理することにしたんです。
よくよく考えたらアタシが買ったのはドキュメントスキャナでしょ。断裁した本もスキャンできるけど本来の目的は散乱した書類等を整理するためのもんで、実際めちゃくちゃ捗ります。
いや、今ドキュメントスキャナを買おうって人は本の自炊のためって人がほとんどだと思うのですが、書類等の整理のためだけに買うってのも余裕でアリですよ。こんなん通常のスキャナ(フラットベッドってやつ)でなんか到底ヤル気しないけど、ドキュメントスキャナなら本当に簡単に整理できます。しかもそれほど画質とか画像の傾きとかを気にせず、そして一番気を遣う重送(複数枚が重なってスキャンされてしまう)もあんまり気にせずに済む。小説や漫画なら一ページでも飛んだらエライ事ですが、ノートくらいだとまあいいか、と思えますからね。

もうひとつ、これらの書類等からスキャンを始めてよかったのは「ドキュメントスキャナとかこんなもの」ってのがわかったことでした。
本当に大事な希少な本は断裁しようとは思わないし、本当に高画質でやりたい時はドキュメントスキャナでは性能不足でフラットベッドスキャナでシコシコやるしかない。つまりドキュメントスキャナにかける本ってのは
・本としての価値はあまりない
・もう読み終わったし処分してもいいんだけど、もしかしたらもう一回読み返したくなるかもしれない
・もしくは資料的価値だけはある
こういう本に限られる。そして大半の本はこの範疇に入ってしまうことに気がついたのです。

文字中心の本でいえば、とにかく読めればいい、そういう割り切りを持てるかどうかなんですね。別にスキャンしたものを売ろうってんじゃないんだから自分が読めれば充分なわけでね。
本気でキレイな自炊本を作ろうと思えばスキルも手間暇も、そしてそれなりに高価な機材も必要になる。
でも割り切ってしまえば、断裁はディスクカッターで充分だしね。多少斜めになろうが、切り口が汚かろうがお構いなし。
スキャナも低価格機の部類に入るs1300で充分。後処理もグレースケールで取り込んでPDF化して終わりか、やったとしてもPhotoshopのアクションで一括処理してやればそれなりになる。

ただし古い黄ばんだ本の処理はちょっとめんどくさい。これもPhotoshopで一括処理してるんだけど、下手にやると文字がカスれて読みづらいんだよね。かといってカラーのままだとファイルサイズが無駄にデカくなってしまうし。
こればっかりはアクションの設定を詰めざるをえないな。