2012年4月12日木曜日

カフェのBGM

こういったブログを書くのは大抵カフェでです。とにかく家でブログを書こうという気がしなくてね。家でブログを書いたのなんて数回だけじゃないかな。
旧yabuniramiJAPANは2003年に開始して、一番最初は野球の話だったのですが、これも外で書きました。
当時アタシはサラリーマンを辞めたばかりで、福岡ドーム(現・ヤフージャパンドーム)で日本シリーズを見た後、奄美大島にひとり旅に出かけたのですが、時間潰しに、なつかしのPDA・HP Jornada568にポケットキーボードを取り付けて、それで書いていたのです。つまり2003年の時点で「モバイルでブログを書く」ことをやってたんですな。

外で書くと何がいいといっても気が散らないのです。家で書いた方が気が散らなそうですが、ついつい仕事であったり雑用であったりが気になる。この手のブログは一気にガガーッと書かないと逆に書けないのです。推敲するようなもんじゃないからね。後で何度か読み返してみますけど。
もちろん書きやすいカフェもあるし、逆に書きづらいところもある。ひとことでいえば微妙に静かなところです。
キーボードの打ってる音も気になるような静かなとこだと非常に打ちづらい。でもあんまりうるさいところでも気が散る。やたら声が大きいのがいるところとかね。
話はそれますが、手を叩きながら笑う人、大抵は女子高生とかですが、アレは何とかならんのか。たぶんさんまとか関根勤の影響だと思うけど迷惑極まる。

ほとんどのカフェでは、チェーン店でもそうでなくてもBGMが流れています。基本的には気にならない音量で、ジャンルでいえば圧倒的にボサノバが多い。どこにいってもボサノバボサノバ。別に嫌いなジャンルじゃないんでいいんですが、どこかひとつくらい、昔のスーパーみたいに歌謡曲のインストゥルメンタル流してもよさそうなのに。ま、妙に気取った雰囲気を出したいんでしょ。チェーン店でもね。

そういや昨年イギリスに行きましたが、何度かカフェに入ってみたりしましたけどBGMが流れてる店はなかったな。つかいらないんでしょう。
要はカフェのBGMなんてもんは「お洒落な雰囲気つくり」以外に何も意味もないのです。でもイギリスなんかだとそんなことをしなくても店内も「自然のお洒落さ」があるし、ふと窓の外に目をやると、どこの街でも絵はがきにでもなりそうな感じだからね。
でも日本はそうじゃないからね。洒落た場所もあるけどそんなとこばかりにカフェがあるわけじゃなくて、駅前の、雰囲気もへったくれもない、きったねーだけの味も何もない商店街の中にあったりしますから。せめてカフェの中だけでも「ああ、自分は洒落た空間の中にいるんだ」と思わせてくれたらコーヒー代くらいは安いもんだ、とこういうことでしょう。

ま、そう考えたら延々ボサノバを流し続けるチェーン店のカフェを責めるわけにはいかない。
それにね、無理矢理でも洒落た空気を出そうとしてくれてるおかげで、アホみたいに騒ぐ莫迦も来づらいし。だからこうやって落ち着いてブログも書けるわけでして。