2009年10月10日土曜日

長江健次

前回の続きではないが、やや関連性のある話を。

鶴瓶のことを書いたのはYouTubeで「突然ガバチョ!」(毎日放送・1982〜1985年)を見たのがきっかけだったのだが、共演者である長江健次の達者ぶりはまったく予想外であった。
当時「突然ガバチョ!」は毎週といっていいくらい見ていたのだが、長江健次にたいして、良くいえばソツがない、悪くいえば存在感が希薄、というイメージを持っていた。
が、動画を見て、そのイメージが覆された。
まだ二十歳前の頃だが、今この年齢でこれだけこなせる人は、芸人はおろか、早熟が多いジャニーズにすらいない。
考えてみれば、萩本欽一から始まって、笑福亭鶴瓶、明石家さんまと、持ち味を最大限に引き出してくれる、これ以上ない人たちについて、しかも10代の頃からやってきたのである。いわばエリート中のエリートといえる。
歌も少々驚いた。これまた予想外に巧い。というか声が非常にいい。
逆にいえば、まだ10代でこれだけの能力を見せつけながら、今のポジションの方が意外なのかもしれない。
もしかしたら本人があまりバラエティに興味がなかったのかもしれないし、アイドル的な売り方をされたので、誤解された見解が重荷だったのかもしれない。
でも本当に惜しい。Wikipediaなんかを読むとパージされたことなどが書いてあるが、今頃ゴールデンタイムで(奥様向けの時間帯でもいいが)司会のひとつはやっていないとおかしいんじゃないか。

ま、そんなことをいってもはじまらないのはわかっているが、あまりの衝撃につい書いてしまった。